園長便り
 
春の小川
  今年の4月からか?
 
  午後5時になると“春の小川”のメロディーが市 ( 区 ) 役所から流れるようになった。懐かしい曲なので歌詞を辿ってみると、少女の頃 , 何の意味も考えずに口ずさんでいた曲の何と!日本の農村の風景がまざまざと頭に浮かぶのは年のせいなのだろうか。

  他にも「朧月夜」「ふるさと」など懐かしい曲は日本の農村風景が描写されていて、日本語と風景がピッタリとくるようである。

  元の歌詞は  ・・・さらさら 流る   ・・・ささやく 如く

  戦時中、歌詞は  ・・・さらさら 行くよ   ・・・ささやき ながら

と改められたが、元の歌詞の方が時代にピッタリしているのではないかと思う。
 
  英語も必要な時代ではあるが、日本語も大切にしたいものである。
 
 
  最後に次の本が子育て中のお母様向けに、とても参考になるのでは…
とお薦めしたい。

   「たっぷり甘えさせて “ しあわせ脳を育てる ” 6才までの子育て」

     慶応義塾大学医学部 小児科学教室専任講師  渡辺久子 著
                       ¥1,300/株式会社カンゼン刊

平成25年10月25日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子
21世紀の夢
  最近は量子力学の研究とか反重力であっという間に金星や火星に行ける方法など、あまり深くは分かりませんが、何かワクワクするような宇宙の研究や、医療の面では、今までの常識を覆すような自然治癒力を活かした医療方法、又政治経済の面では社会の仕組みを、古代の歴史からひもといて面白いように世の中の仕組みが分かる本が出版されたりと、この先、世の中がどうなるのか、もっと長生きして見てみたいと思う程です。

  これからの世の中を良くして行こうと志す若者や青少年にとっては、色々な楽しいワクワクするような種が撒かれているのを感じます。学歴やステイタスに捉われることなく、自分の志す目標に向かって着々と進んでゆく若者が育つことを切に望むこの頃です。

平成24年1月20日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子
もやしになりかけた グリーンピース

  春のきざしが感じられる2月末、青々としたきれいな莢入りのグリーンピース一袋を娘からもらいました。冷蔵庫に入れておき、その内白蒸しにして食べようかなと考えていました。その内、卒園に向けてあれやこれやの仕事が立て込み、だんだん冷蔵庫の隅に追いやられ、時々早く使わなければと一瞥するのみ。そこへ東北地方の大震災。とうとう3月20日になってしまいました。

  グリーンピースの袋といえば、中で真っ黒になって、しぼんでしまって見る影もなくなっていて捨てようかと思いましたが、中から緑色の豆と白い芽や根がくっついていて出てきた時は、まだ生きていたんだと感心しました。

  地震の災害で食べるものもない人たちに申し訳ないと思い、緑の豆を出し、黒ずんだ所を取り、何かに利用しようと洗い始めたところ、根になる白くて長い根は手で取っても中の固い糸のようなところは豆にくっついて、取れません。根はやはりしっかりと大地をつかまえて木になるよう固い芯になっていて、ちょっとやそっとでは切れないようになっていました。双葉になるほうはもう目を出さんばかりに膨らんでいました。こんなに冷たい冷蔵庫の中でもしっかり成長する生き物の逞しさを感じました。

  莢がしっかりと豆を包み込み水分が取られないように、又豆の皮も根や芽が成長すると用を終えてするっとむけてゆきました。成長するためにそんな保護膜も必要なんだと“もやしになりかけたグリーンピース”から色々と学ばされました。

  (その後、たまねぎのみじん切りと根と芽つきグリーンピースを油で炒め、卵を混ぜ、オムレツにしておいしく頂きました。)

平成23年3月25日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子
父の死

  39歳のとき初めて父の死に出会いました。それまで肉親の死を経験したことの無かった私は、父親の死に納得出来ませんでした。

  当時69歳の寿命は珍しくなかったのでしょうが、「何故死んだんだろう。」「何故私ばかりそんな目に会わなければならないのだろう」とあきらめきれませんでした。「あの時こうすれば・・・」とか「これが原因か・・・」と考え込むばかりでした。或る時ふと父は私たち家族に死んでみせてくれたんだと思い至り、初めて納得出来たのでした。「死は確実にある、死とはこういうものだ」と見せてくれたと、遅まきながら納得出来ました。父の遺言はそれだったんだと・・・ 。

  「悲嘆にくれるほど思い切れる」とジュード・カリヴァンさんは言われましたが、悲嘆にくれる、思い悩むことが深ければ深い程、人の心を耕してくれるのでしょう。根を深く掘り下げれば、再生へと道が拓けるのではないでしょうか。

 神様はその人に合わせた試練を与えてくださるのでしょう。その人が乗り越えられない試練は与えられないでしょう。

平成22年11月17日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子
レクイエム“麦畑のひばり”

─── ほんとうの自分を生きること ───

  フォーク歌手 岡林信康と美空ひばりとの交流の番組を見ました。美空ひばりが人気絶頂の時に書いた詩を作曲依頼された岡林氏は「死」という言葉がいくつも出てくるその詩を見て、なかなか作曲に踏み切れませんでした。あれだけ成功した美空ひばりの心の中にあったもの・・・。

  ようやく、岡林氏の心に感じたものは、本名 加藤和枝 と「美空ひばり」との乖離(かいり)でした。 9 歳の時から母と世間の期待に応えた人生は「加藤和枝」を生きてこなかった悔恨の詩でした。原題の「麦畑の鳥」という詩は レクイエム“麦畑のひばり” となって作曲され、岡林氏がしみじみと歌う歌は哲学的で、すばらしい歌になって甦りました。自分のやりたいことや自分の存在をそのまま認めてくれる家族や環境の大切さを感じさせられる番組でした。皆様、機会がありましたら レクイエム“麦畑のひばり” を是非聴いてみてください。
平成22年6月24日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子
“三つ子の魂”の育て方

  色々な事件を見て思うのに、子ども時代、親から充分受け入れられ、又愛情を持ってしつけ(人に迷惑なことをしない。危険から身を守ること。)られていれば、事件を起こすようなことはしないと思うこの頃です。

  子育て協会主催の杉浦正明先生のお話から、その解決策は私達の手にあるように思いました。次はその内容をご紹介します。

○愛情・・・子供の要求に添って愛してあげること。
       抱いてほしい時には抱いてあげる。話を聞いてほしい時は聞いてあげる
       (忙しい時は「長い針がここまできたらね」など約束するとちゃんと待てる)

○食欲・・・好きなものを作って食べさせる。おべんとうに好きなものを入れてあげ
       ましょう。

○睡眠・・・寝る時は一人では寂しいもの。添い寝したり、本などを読んであげましょ
       う。

  愛情・食欲・睡眠  この三つが満たされることが大事です。

  幼い時、両親の愛情たっぷり受けていれば、友達も大勢できて、人間関係もスムーズに結べ、いじめにも会わない逞しい子に育ちます。長じては自分の進路を自主的に決めて、立派に社会に伍していけるということです。

  皆様、今のうちに子育てを頑張りましょう。

平成22年4月20日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子
在園2・3年間を見て思うこと

●3歳児
  自分の家で振舞ったように振舞う子。皆のやることをじっと見ていることが今の自分が落ち着けると思っている子。おもちゃや友達の遊びに引き込まれて遊んでいる子。これらを複合的におこなっている様子も見られます。

●4歳児
  友達とかかわることが多くなり、仲良しも出来ますが、意見が違ったりして仲よしが変わったり、他の友達も一緒に遊ぶことで友達の輪が広がったりします。遊びに「いれて」「いや」「○○ちゃんと遊ぶから遊べない」と言える子は安心ですが、言えないで従ったり、イヤイヤ遊んだりします。そんな子に担任は自己主張できるように自信をつけたいと出来たことを褒めたり、話を聴いたり、スキンシップをとったりと様子を見て励ましたりしていますが、ご家庭でもそんなお子さんの気持ちを尊重してあげてほしいと思います。お母さんの応援が何よりの自信になります。

●5歳児
  年長組になると友達の長所や短所をわきまえて付き合える子も出てきて、そんな子が友達のこまっている時フォローしてくれたり、規範イシキを伝えてくれて、担任も安心して見守ることが出来るようになります。

  そんな子ども達の様子が毎日の日誌に書き込まれ、様々なほほえましいエピソードで埋め尽くされ、小さな世界の人間模様のようでもあります。

  「人は人間関係の中で育つ」と言われますが、人間関係の中で揉まれて初めて成長するのだなと考えさせられる保育日誌でもあります。

平成22年3月10日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子
プラス思考でゆこう

  雨の降る寒い日、用があって駅からの長い道のりを歩きながら(私ってなんて運が悪いんだろう。こんな日にぶつかるなんて……)と考えながら伺った先の奥様に「雨は浄化の意味もあって 清められるんですよ」と教えられ、なるほど考え様によっては恵みの雨なんだとありがたく思えたものでした。

  子供の言葉や行動も取りようによって子供を理解する手懸かりになるのかもしれません。なかなか片付けようとしないで遊び呆けている子供はその遊びに熱中して何かを学んでいると考えれば、頃合いを見て声をかけようという気になりますね。

  ちょっと大きな問題になりますが、最近の異常気象や災害、人々の犯す様々な事件、これも地球の浄化作用という説もあります。人間行き着く所迄いかないと、気づいたり、反省など出来ないのかもしれませんね。

  その後、天国が訪れるといいのですが…。

 

 

平成22年2月20日
常盤幼稚園 園長 荘司妙子

文章等の無断転載はご遠慮ください。
お問合わせは常盤幼稚園 (048−833−8068)へ

Copy right (C) 2010 常盤幼稚園 All right Reserved